【つなぐマーケティング】ハンドメイドで見るバリュー・プロポジションの考え方の重要性!
妻が運営するハンドメイドショップのイベントの手伝いをさせられて3年位経ちますが、毎回ハンドメイドイベントに参加して、実際にハンドメイド作品を売っていく中で、「”売れる作品”と”売れない作品”の違い」がだんだんとわかってくるようになりました。
そして、「売れる作品」を見ていると、改めて「”バリュー・プロポジション”の考え方の重要性」を認識しております。
今回は、「ハンドメイドにおける”バリュー・プロポジション”の重要性」について書いてみます。
「バリュー・プロポジション」とは?
バリュー・プロポジションとは、「お客様がほしいと思い、かつ、それに代わるものがないもの」を指します。以下の図を見ると、「バリュー・プロポジションとはどのようなものか?」が理解できると思います。
上記の図を見ると、「競合が提供しない所で自分たちが提供する商品やサービスでお客様が欲しいと思うニーズに応えている」のが”バリュー・プロポジション”だということが分かります。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ!
http://manatake.net/connectmarketing/valueproposition-20161023
これを「ハンドメイド作品」で見てみると!
冒頭に述べた通り、妻が運営しているハンドメイドショップでのイベントを毎回手伝ううちに、「”売れる作品”の特長」がハッキリと分かるようになりました。それは、”売れる作品”の特徴とは、「街中にある百貨店やセレクトショップには売っていない、”オリジナリティ”が溢れる作品」です。
ハンドメイドイベントに来場されるお客様は「街中のお店には売っていないバッグやイアリングなどを欲しい」と思い、自分の感性にあった作品を求めてハンドメイドイベントに来場することが多いです(もちろん、それだけではありませんが)。
そこに、街中にある百貨店やセレクトショップなどに置いてある似たようなデザインのバッグやイアリングなどが、イベントのブースに置いてあったとしたらどうでしょうか?「街中のお見せには売っていないバッグやイアリングが欲しい」と思っているお客様のニーズには応えられないことになってしまいます。
一つの例を以下に示します。
これは、とあるぬいぐるみ服です。
これは帽子ついたセットのぬいぐるみ服ですが、このような作品って他のハンドメイド作家さんもなかなか作らないですよね?このぬいぐるみ服ですが、他のサイトよりも高い値段をついているにも関わらず、お客様が「欲しい!」と言ってインターネットサイトで即完売した作品です。
「お客様のニーズがどこにあるのか?」を想像しながら、また、「他のお店や作家が作らない」ようなオリジナリティあふれる作品を提供するという「バリュー・プロポジション」を意識することで、お客様に価値を提供することができます。そして、それがハンドメイド作品の売上につながるはずです。
最後に
今回はハンドメイド作品を例に「バリュープロポジションとは何か?」について触れましたが、いかがでしたか?
単に「自分が提供できるもの」を並べても、「お客様が求めているもの」と異なっていれば売れるのは難しいのです。また、競合と同じようなものであれば、どうしても”価格勝負”となってしまいます。”価格勝負に陥らない”ためにも、「お客様があなたの商品やサービスを”欲しい”と思ってくれる理由」を見つけ、お客様に提示する必要があります。
しかし、この「お客様があなたの商品やサービスを”欲しい”と思ってくれる理由」を考え抜き、見つけることはなかなか大変なことです。
このとき、役に立つのが最初に紹介した”バリュー・プロポジション・キャンバス”になります。
この「お客さんがあなたの商品やサービスを”欲しい”と思ってくれる理由」を発見するために”バリュー・プロポジション・キャンバス”の使い方を知りたいという方がおりましたら、こちらにお問合せをください。
追ってご連絡をいたします。
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