【手帳】ビジネスシーンはもちろん、生活習慣のマネジメントなどにも使える優れものの手帳!『陰山手帳2017』(陰山英男著)
今年もこの季節がやってまいりました!なにかというと、来年の手帳が発売される季節です。9月に入り、書店や文房具店には来年の手帳が並びました。
そんな中、僕のところにもとに、ダイヤモンド社の担当編集者の方から『陰山手帳2017』(黒・茶)と同手帳の『ライト版』が届きました。
実は、『陰山手帳』を手にしたのは初めて!実際に手帳の中身を見てみると、プロジェクト管理などのビジネスシーンはもちろん、健康管理、日々の振り返りなど、生活の管理などにも使える手帳だと思いました。
僕が想定する使い方の提案も含め、『陰山手帳2017』のご紹介を以下に記載します。
Contents
まずは陰山手帳の構成から
外観
『ビジネスと生活を100%楽しめる! 陰山手帳2017』は黒と茶のカバーのA5サイズ、また、『家族も自分も幸せになる! 陰山手帳2017 ライト版』はB6のサイズとなっております。
ビジネスと生活を100%楽しめる! 陰山手帳2017
家族も自分も幸せになる! 陰山手帳2017 ライト版
年間カレンダーページ
ページをめくると2017年の年間カレンダーが!2016年、および2018年も掲載されております。
月間カレンダーページ
マンスリーブロックは2016年12月から2017年12月まで用意されております。
下部にノート欄があるので、ここに「月間目標」や「月間の振り返り」などを記載することができます。
プロジェクト管理ページ
プロジェクト管理ページはガントチャートの形式となっております。マンスリーブロックと同じく2016年12月~2017年12月まで用意されております。
例えば、何か目標を達成したいことがあったときに、
①△△をする
②〇〇をする
といった目標を達成するためにやるべきことを「タスク」として洗い出すと思います。
この洗い出したタスクをガントチャートの左側の項目欄に記載し、スケジュールの予定・実績を記載することで、進捗の状況を把握することができます。
週間予定ページ
陰山手帳は週間バーティカルが左側のページに、そして方眼マスのメモスペースが右側のページで見開きに使えるようになっております。
左側の週間バーティカルは一週間の予定を俯瞰できるような構成となっております。そして、左ページ下には当週のToDoを記載できるようになっております。
また、該当の週に発生した予定に対する詳細な情報や気づきなどを右側の方眼マスに記載できます。スペースが取られているため、多くの情報を記載できそうです!
そして、陰山手帳の最大の特徴が以下の箇所!
ここには、朝昼晩の食事のチェックや睡眠時間を記載できるようになっております。「生活習慣もマネジメントする」という陰山手帳のコンセプトがここに表れております。
ノートページ
手帳の後半部分には、「ノート」ページが54ページも割かれています。
これだけページが割かれていると、打ち合わせのメモなどをしっかりと書くことができそうです!
キャッシュフロー管理
月単位での収入、支出が記載できるようになっております。月額の総額を記載して、月々の推移でお金の出入りを把握するのに利用できます。
ただ、明細の記載はできないため、日々の明細を記載している家計簿の情報を転記する形で使うことになりそうです。そう考えると、僕はやはり明細単位で記載し、合計や分類を自動集計してくれるZaimなどのアプリを利用してキャッシュフローの管理をすることになりそうです。
1行日記
「1行日記」のページには、見開きで1か月間の「今日成し遂げたこと」「天気」「体調」を記載できるようになっております。
「生活習慣をマネジメントする」という陰山手帳のコンセプトが「1行日記」、そして「体調」欄の記載にも表れているように思います。
目標管理表
『陰山手帳』の10周年記念ということで、最後に『陰山英男の目標管理表』が付録として付いています。
ここには、「20代~90年代までの10年単位でのライフプラン/振り返り」、「記念日の記録」、「キーパーソン記録表」、「パスワードリスト」のそれぞれのページがあります。
分離して使えるので、長期にわたって保管、確認ができます。
最後に
陰山手帳が発売されて今年で10周年。長きにわたり、多くの方に愛されてきた手帳です。
では、なぜ長きにわたり、陰山手帳は多くの方に愛されてきたのでしょうか?
それは、僕は「生活習慣をマネジメントする」という手帳のコンセプト、そして「生活習慣をマネジメントしながら健康であり続けたい」という多くの方のニーズに一致したからだと思うのです。
『陰山手帳2017』の”はじめに”に、この手帳のコンセプトが以下のように書かれています。
長年、教育の世界にたずさわってきて、確信したことがあります。
それは、日常の生活習慣の重要性です。規則正しい生活をしている子どもはどんどん伸びますし、そうでない子どもは、伸び悩む傾向にあります。
大人でも、それは同じことです。睡眠が足りなかったり、食事がいい加減では、仕事で力を発揮することはできません。
つまり、時間だけでなく生活も管理する必要があるのです。この手帳は、
・生活管理
・時間管理
・目標管理
の3点をマネジメントすることに配慮して作成しています。(『陰山手帳2017』より)
健康的な生活を送るためには
- 睡眠
- 食事
- 運動
の3つが重要といわれています。また、仕事で自分の持つ本来の力を発揮するためには、土台となる生活習慣が良いことが必要です。
ただ、生活習慣のマネジメントは単に1日のみ良ければ良いというものではなく、過去から中期的、長期的に傾向をみながら、「体調がいいのは、1ヶ月間、しっかりと睡眠や食事がとれているから」という振り返りが必要になります。そして、その振り返りを行うためにも、睡眠や食事などの生活習慣に関する日々の記録が重要となります。
『陰山手帳』の最大の特徴は、食事や睡眠といった生活習慣の重要な要素に関し、それらを記録するための欄が初めから設けられれいることです。
「食事をとった、とらなかった」、「食事のカロリー」など、これらの項目に記載する内容は管理したい項目によって変わりますが、生活習慣の要素が手帳で自分で新たに欄を書き足すことなくマネジメントできるのは嬉しい限りです(僕の場合は、ランニングの練習計画、参加予定の大会、大会の結果なども記載したいですね)。
また、「1行日記」のページには、日々の振り返りの記載はもちろん、天気、体調も記載できるので、「今、自分はどういう状態か?」ということを把握するのに役立ちます。長期的視点で見た場合、バイオリズムや精神状態の起伏の把握にも役立ちます。
もちろん、ガントチャートやバーティカル、ToDoなど、仕事上の管理に必要な欄は書きやすい形式になっております。なので、仕事と生活習慣などのプライベートのマネジメントが同時にできる設計された優れものの手帳です。
「今年こそはダイエットしたい!」「運動習慣を身につけたい」「食事のカロリーを気をつけたい」と思っているビジネスパーソンには、是非、使ってもらいたいと思います。
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