【気になる本】2016年9月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その3)
今回は、Amazonの新刊コーナーを見て、2016年9月に発売される新刊のうち、僕が「おもしろそうだなあ!」と注目した本を紹介いたします。
よろしかったら、是非、予約を、もしくは発売日に手に取ってみてください!
Contents
職場の問題地図 (沢渡 あまね著)
Amazon内容紹介より
「“残業するな”と上司がうるさいので、帰ったことにして家で仕事している」
「残業はすべて管理職が肩代わり、管理職はいつもゲッソリ……」
「他人に構う余裕がなく、会話がなくなった」
「裁量労働制……お金にならない残業が増えただけ」
そんな職場の“あるある”な問題は、なぜ起こるのか? 原因と全体像を図解しながら、解決策を教えます。
気になるポイント
「残業が多い」「上司がうるさいので自宅に持ち帰って仕事」「職場の会話が少ない」「期日に追われ、余裕のない仕事が続く」…..など、今、職場ではビジネスパーソンを襲う多くの問題が噴出しております。特に職場の問題はメンタル不全などの健康問題にも影響を及ぼすため、深刻な問題となっております。
では、その問題はなぜ起こるのか?そして、その解決策は?
ITIL、そしてプロセスマネジメントの手法を用いながら数々の業務改善プロジェクトにかかわってきた著者のノウハウが詰まった一冊です。
「自社だけの市場」が必ず見つかる 中小製造業のための儲かるWebブランディングの教科書(村上 肇著)
Amazon内容紹介より
◎自社ウェブサイトの活用で「脱下請け」と「新販路開拓」を!
中小製造業にとって「脱下請け」と「新販路開拓」は喫緊かつ永遠のテーマ。そのためのカギとなるのが、自社ウェブサイトを使った情報発信です。
中小製造業の仕事の本質は、実はものづくりではなく、ものづくりを通して顧客の抱える「困りごと」を解決することにあります。困りごとを抱えた顧客(多くは大企業)のほとんどは、解決できる企業をネットを通じて探しているのです。
一方で、いまだ製品情報と沿革など会社情報だけのホームページのまま、という企業が少なくありません。それでは、困りごとを抱えた顧客に出会うことはかないません。
◎「自社だけの市場」=ブルーオーシャンが見つかる方法を伝授
本書は、困りごとを抱えた顧客にネットを通じて出会う方法を伝授します。どんな会社にも、そこまで存続してきた以上、他社にない「技術力」や「強み」があります。それらの特長をしっかりつかんで整理し、自社のウェブサイトを通して、自社にできること(=強みや技術力)と、できたこと(実績)を正しく発信し、それを探している顧客にどのように伝えるか、中小企業ネットビジネスのパイオニアが、豊富な指導事例を挙げながら、具体的にわかりやすく解説していきます。
「△△といえば○○製作所だね」という評価を必要とする人たちから得られれば、中小製造業のブランディングは大成功。
本書の通りに実践すれば、必ず「自社だけの市場」を見つけることができます。
気になるポイント
ホームページやブログを使いながら自社PRに活用する中小企業や個人事業主が増えたと思います。
しかし、多くの中小企業や個人事業主は「ホームページやブログがなかなか集客や売上に結びついていない」というのが実態ではないでしょうか?世界中、そして日本中で多くのWebサイトが開設されている状況下で「埋もれない」ためにも、自社の”強み”や”独自性”をしっかりと打ち出し、「○○といえばXX社」とお客様の頭の中でイメージできる「ブランディング」をしっかりと行う必要があります。
そんな「○○といえばXX社」とお客様の頭の中でイメージできるWebブランディングを行うためにはどうすればいいのか?
中小企業や個人事業主にとっては”永遠のテーマ”とも言える内容について、僕も「Webブランディング」について興味があるためピックアップした一冊です。
ビジネスで活かすサービスデザイン(ベン・リーズン/ラヴランス・ロヴリー/メルヴィン・ブランド・フルー著)
Amazon内容紹介より
「経営学でも「 サービスデザイン」 はまだ体系化されていない。そのプロセスを、 欧州第一線の実務家がまとめた本書は、まさに最高の入門書だ! 」
早稲田大学ビジネススクール准教授・入山章栄氏推薦
本書では、サービスデザイン分野を牽引するLivework社の創業者を含んだ3名の著者が、ビジネスにおけるサービスデザインの実践方法をわかりやすく解説したガイドブックです。実践に至る前に、2つの章を使い、なぜ今サービスデザインが求められているのかという背景と共に基礎を説明し、その後で具体的な成功事例を交え、顧客体験の改善方法やビジネスの課題に対処する方法、組織の課題に対処する方法を示していきます。消費者・企業・行政に向けたサービスに携わる人のための、顧客体験の作り方がわかる実践的な一冊です。
気になるポイント
「サービスデザイン」という考え方が一般的になってきたと実感しております。
しかし、その定義は確立されてはおらず、体系的に書かれた本もほとんどないという状況でした。
本書はLivework社の創業者を含むサービスデザインの分野を牽引する3人が解説したガイドブックです。
サービスデザインの考え方、サービスデザインを実践するにはどうすればいいのかが体系的に知ることができる、期待の高い本です。
機会発見――生活者起点で市場をつくる(岩嵜博論著)
Amazon内容紹介より
「新しい製品やサービスをつくるという、きわめてクリエイティブな行為を、
この上なく理詰めで、しっかり筋道を立てて説明している。
完成された、市場創造の〈技術書〉だ。」
――三宅秀道(『新しい市場のつくりかた』著者、専修大学経営学部准教授)
「いまよりいいもの」ではなく、「いままでにないもの」を生み出すためには、「MECE」「定量調査」「分析・分解」といった慣れ親しんだやり方をいったん脇に置く必要がある。
むしろその真逆の考え方をすることが、新しい市場をつくるためには不可欠なのだ。
社会学×デザインシンキング×マーケティング
生活の現場を取材し、未知の視点を探る「社会学」起点の調査手法。
「デザインシンキング」の本場で培った、人間理解+創造的アプローチ。
国内外、多業界、営利非営利の数多のプロジェクトで磨いた「マーケティング」の実践知。
――トリプルキャリアから生まれた、「生活者起点イノベーション」を初めて体系化する。
ステップ明快、図版多数、ツール満載、ケース豊富
「1. 課題リフレーミング」「2. 定性調査(エスノグラフィ調査、デプスインタビュー、日記調査)」、「3. 情報の共有と整理」「4. 機会フレーミング」「5. 機会コミュニケーション」の5つのステップで、自社のプロダクトや事業に対する「課題認識」が、新しいビジネスの「機会」に変わる。
気になるポイント
既存の市場は飽和状態!また、ちょっとの改善や機能追加ではユーザーは振り向いてくれない状況となっております。
そのため、「新しい市場を創出する」ということが”経営課題”となってきております。
「新しい市場を創出する」ための”機会を発見する”ためにはどうすればいいのか?「社会学」、「マーケティング」、そして注目の「デザインシンキング」を用いながらのアプローチで「課題認識」を「ビジネスチャンス」に変える!
そんな期待ができる楽しみな本です。
- 【書評】「読書とは何か?」を読者にその意味を問いかける本!『読書という荒野』(見城徹著) - 2018年7月8日
- 【書評】仕事は本来楽しいもの!それを実現する具体的な4つのステップ!『組織にいながら、自由に働く。』(仲山進也著) - 2018年6月25日
- 【書評】なぜモヤモヤと感じるのか?自分との対話のキッカケになる本!『モヤモヤとするあの人』(宮崎智之著) - 2018年6月17日