【気になる本】2016年6月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その1)

ビジネス書, 気になる本

今回は、Amazonの新刊コーナーを見て、2016年6月に発売される新刊のうち、僕が「おもしろそうだなあ!」と注目した本を紹介いたします。

 

よろしかったら、是非、予約を、もしくは発売日に手に取ってみてください!

Book

 

ブロックチェーンの衝撃(ビットバンク株式会社&『ブロックチェーンの衝撃』編集委員会著)

 

「ビットコインなどの仮想通貨や、それを支えるブロックチェーン技術は、極めて斬新なものだ。
それは社会の基本的な構造を大きく変える潜在力を持っている」(経済学者 野口悠紀雄)

 

ビットコイン交換所運営会社の破綻などで、いまだ怪しげなものと見られることもあるビットコインとブロックチェーン技術だが、その影響は金融だけでなく、様々な業界へ及ぶ。一体どんなビジネスが生まれようとしており、どんな技術がそれを可能にしているのか、日本の法制度はどう対応しているのか──。

 

本書では、ビットコインやブロックチェーン技術で事業や技術開発を進めるエキスパートらが業界の発展を目指して、実務で得たノウハウや知見を、金融の専門家だけでなく、新規事業の開発や経営企画に携わる広いビジネスパーソンに向けて共有する。

気になるポイント

ビットコインというと、ビットコインの取引所を運営していたマウントゴックスの破たんでネガティブなイメージが日本では強いのですが、「金融機関を介さずに瞬時に決済を行うことができる」「決済手数料が安くすむ」など、その利便性に海外を中心にビットコインへの注目が集まっております。

 

そして、「ビットコイン」を支える技術として、ビットコインとともに注目を集めているのが「ブロックチェーン技術」です。

とはいえ、「ブロックチェーン技術」という言葉は聞いたことがあっても、その内容はよくわからないのが実際のところでしょう。

 

本書はそんなブロックチェーン技術をビジネスの視点から解説しております。

魂の退社―会社を辞めるということ。 (稲垣 えみ子著)

 

「まっとうに会社で働く人が日本を支えている。それは本当にそうだと思う。
しかし、会社で働いていない人だって日本を支えている。
自営業の人たち、フリーランスで働く人たちは言うまでもない。

 

さらに、お金を稼いでいない人たち、たとえば専業主婦、仕事をやめた高齢者、何かの事情で働けない人、子どもだって、みんな日本を支えているんじゃないだろうか?

 

食事をつくる、掃除をする、孫と遊ぶ、何かを買う、近所の人にあいさつをする、だれかと友達になる、だれかに笑顔を見せる――世の中とは要するに「支え合い」である。

 

必ずしもお金が仲介しなくたって、支え合うことさえできればそこそこに生きていくことができるはずだ。

 

しかし会社で働いていると、そんなことは忘れてしまう。毎月給料が振り込まれることに慣れてしまうと、知らず知らずのうちに、まずお金を稼がなければ何も始められないかのように思い込み始める。

 

そして、高給をもらっている人間がエラいかのようにも思い始める。 だから、会社で働いていると、どうしても「もっと給料よこせ」という感覚になる。これは、どんな高給をもらっていても同じである。(中略)

 

しかし私は、もうその争いに意味を感じなくなってしまった」(プロローグより)

 

そういう著者が選択したのは、会社を辞め、電気代200円で暮らす清貧生活だった。しかし、著者はかつてないほど希望に満ちていると書く。日々がなにより新しい。それは「お金」や「会社」から自由になったことで得たものだ。会社とは、お金とは、人生とはなにかを問う。笑って泣けて考えさせられて最後に元気が出る本!

気になるポイント

 著者の稲垣えみ子さんはアフロヘアーがトレードマークの元朝日新聞論説委員。

2015年9月に朝日新聞社を退社した後、彼女が選んだのは月額200円の電気代で過ごす生活でした。

そんな生活を送る中で著者は「お金」や「社会」から自由になったことで、かつてないほど希望に満ちていると述べております。

会社とは、お金とは、人生とは何か?

清貧生活を送った中で得られた著者の言葉に注目です。

 

0から1をつくる まだないビジネスモデルの描き方(佐々木 哲也/黒木 昭博著)

 

Amazon内容紹介より

配車サービスの「Uber」、民泊マッチングサービスの「Airbnb」――。今、ITを駆使することで、顧客に「新たな体験」をもたらす新しいビジネスが次々と登場しています。いわば「0から1」をつくり出したビジネスです。

 

このような動向に注目し、昨今は、「新規ビジネスを立ち上げ、イノベーション(革新)を起こそう」と考える企業が増えています。しかし、いざ新規ビジネスを立ち上げようとすると、さまざまな壁が立ちはだかります。例えば、ありきたりのアイデアしか浮かばない、周囲の反対に遭って先に進まない、などです。これらの壁を乗り越えられなければ、まだ世の中に存在しない革新的なビジネスはつくれません。

 

では、どのように壁を乗り越えればよいのでしょうか? 本書は壁を乗り越えるための実践的な手法を、新規ビジネスを企画し、実際に動かすまでの流れに沿ってやさしく解説します。
具体的には、新規ビジネスを企画・開発する流れを大きく五つのステップに分割。それぞれのステップを、架空の製造業の現場ストーリーを交えながら紹介します。さらに、企画・開発の過程で発生しがちな課題・問題と、それらの課題・問題を乗り越えるために欠かせない「12のアクション」を詳しく解説しています。

 

著者の二人はともに、数多くの企業の新規ビジネス立ち上げを支援してきた気鋭のコンサルタント。リーンスタートアップやハッカソン/アイデアソン、デザイン思考といった米国のシリコンバレーで発達した新規ビジネスの企画に役立つ手法を熟知しています。コンサルティング先の企業の現場でこれらの手法を応用し、成果を上げています。
数多くの現場で奮闘し、新規ビジネス立ち上げの過程の酸いも甘いも知り尽くす二人だから書ける実践的な方法論は、新規ビジネスを企画しようとしている人にとって手放せない1冊となるはずです。

 

小林弘人氏 推薦! (起業家・大学教授・著述家・書籍『フリー』『シェア』ほか監修)
「天才じゃなくても、ビジネスが編み出せる。本書にはビジネスをいかに構想したらよいのか、実践的手法が描かれている。」

気になるポイント

今注目を集めているUberやAirbnbといった新しいビジネスに注目が集まっています。注目が集まる理由は「今までにない斬新なビジネス」であるからです。いわば「0から1をつくった」ビジネスモデルです。

では、そんな「0から1をつくる」ビジネスモデルはどのようにして生み出すことができるのでしょうか?

気鋭のコンサルタント2人が「5つのステップ」と「12のアクション」を解説します。

 

高校野球の経済学(中島 隆信著)

 

Amazon内容紹介より

高校野球は「重要無形文化財」!
高校球児は「特別天然記念物」!

 

男子高校生の10人に1人が野球部
平日昼間に視聴率20%超
超人気コンテンツには強い「仕掛け」があった!
汗と涙の裏側にある特殊構造に迫る

 

◎高校生が野球部に入ると年間いくらかかる?
◎学校数が多い都道府県は甲子園でも強い?
◎高校野球の審判になるには?
◎高校野球だけ特待生が問題視されるのはなぜ?
◎高野連が不祥事にあれほど厳しいのはなぜ?
◎甲子園の外野席が無料なのはなぜ?

 

他のスポーツと違うのには理由があった!

野球伝来からの歴史を辿りながら、大人たちがどのように甲子園という舞台装置を演出してきたのかを分析する。

 

「本書の目的は、高校スポーツの一つに過ぎない高校野球が100年の長きにわたって続いてきた理由について、経済学的思考法を用いて体系的に説明することである。」(本書「はじめに」より)

気になるポイント

高校野球ファンは僕も大好きです。毎年、夏の甲子園の地方予選が始まると、新聞の結果を見ながら、「今年はどの高校が代表となるのだろうか?」と思いめぐらせております。

高校野球の歴史は100年!高校生の部活動の一つに過ぎない高校野球が、これだけ長きにわたって全国から愛されてきたのはなぜでしょうか?

経済学者である著者が経済学的視点から、その秘密に迫ります。

高校野球ファンである僕にとっても、その理由は知りたいところであり、本書に注目をしました。

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まなたけ
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「ビジネス書のエッセンス」管理人。 1966年生まれ・秋田県出身。 システムコンサルティング会社では、顧客管理及び営業支援システムの企業への導入・運用サポートを担当。 趣味は読書とランニング。仕事の傍ら、読んだビジネス書の感想やおすすめポイントを紹介するビジネス書書評ブログを執筆。 また、Webライターとしても活動中!

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