【気になる本】2016年5月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その3)
今回は、Amazonの新刊コーナーを見て、2016年5月に発売される新刊のうち、僕が「おもしろそうだなあ!」と注目した本を紹介いたします。
よろしかったら、是非、予約を、もしくは発売日に手に取ってみてください!
Contents
マンガ経営戦略全史 革新篇(三谷 宏治著)
Amazon内容紹介より
ビジネス書大賞2014大賞 ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013第1位に選ばれたベストセラー『経営戦略全史』(ディスカヴァー刊)をマンガで一気読み!
21世紀に入って、経済・経営環境の変化、技術進化のスピードは劇的に上がり、今ま でのポジショニングもケイパビリティも、あっという間に陳腐化する時代になってしまい ました。これでは大テイラー主義も大メイヨー主義もやってられません。
そこで出てきたのがアダプティプ主義です。「やってみなくちゃわからない。どんなポジショニングでどのケイパビリティで戦うべきなのか、ちゃっちゃっと試行錯誤して決めよう」というやり方です。戦略の立て方も、計画プロセスもまったく変わります。これを本気でやるなら、企業組織の在り方すら変わるのでしょう。さて、いよいよい、21世紀の世界と経営、経営戦略論の登場です。
内容例
◎現場派の「コンフィギュレーション戦略」ヘンリー・ミンツバーグ
◎「ブルー・オーシャン戦略」を拓いたW・チャン・キム レネ・モボル二ュ
◎「破壊的イノベーション」のクレイトン・クリステンセン
◎「超・試行錯誤経営」で突っ走るエリック・シュミット ラリー・ペイジ
◎つくって試す「デザイン思考」IDEOのティム・ブラウン
巻頭には登場人物の年表と巻末には主な登場人物一覧を収録。
気になるポイント
2014年のビジネス書大賞がマンガとして帰ってきた!
原本を読んだことがあるのですが、分厚い本なので読みこなすのも大変です。
そんな経営戦略のハードな本のエッセンスをどのように取り込みながらマンガで読ませようとしているのか?
注目の本です。
混ぜる教育 (崎谷 実穂/柳瀬 博一著)
Amazon内容紹介より
九州・別府の温泉街に誕生した、外国人が半分を占めるスーパーグローバル大学が、日本の未来のお手本になる。
全学生6000人の半分が80カ国から集まった外国人。教員も半分が外国人。授業は、日本語と英語の2本立て。卒業する頃には、日本人学生も外国人学生も、日本語+英語+αのバイリンガルとなり、日本で世界で活躍する。
そんな夢みたいな大学が九州大分県別府市の温泉街のハズレの山の上にあります。その名は立命館アジア太平洋大学。通称APU。2000年の開学以来、日本の大学のグローバル化の先陣を切って、文字通り国際的な教育環境のもと、グローバルな人材を次々と生み出してきました。
APUの成功の秘密。それは「混ぜる」ことにありました。
日本人学生と外国人学生を混ぜて、一緒に学ぶ、一緒に暮らす。
学生と教員とを混ぜて、参加型の授業を行う。
教員と職員とを混ぜて、大学を企業以上にダイナミックな改革組織にする。
さまざまな学問を混ぜて、新しい研究領域を開拓する。
大学と地元とを混ぜて、世界からお客さんが集まる地方創生のお手本に。
大学と企業とを混ぜて、優秀な海外の学生を集めるための奨学金を用意し、さらには産学連携を行う。
「象牙の塔」としばしば評される大学は、これまで社会や市場と混ざろうとしませんでした。また日本の大学の場合、世界と混ざるスピードも遅れていました。では、なぜAPUだけが、あらゆる意味で「混ぜる」ことに成功したのか? 本書は1年以上に渡り、関係者100人以上にインタビューを行い、APUの「混ぜる教育」の秘密に迫ります。
時代のキーワード、グローバリゼーションも、ダイバーシティも、「混ぜる」ことです。世界と混ぜる。多様なひとたちと混ぜる。本書は大学案内本ではありません。日本社会や日本企業に欠けている、グローバリゼーションやダイバーシティをどうやったら実現できるのか、APUの成功をケーススタディにして学ぶ「混ぜる教育」の教科書です。
巻末には、早くからAPUの「混ぜる教育」に注目してきた、糸井重里さんの「解説」が! こちらも読み応えたっぷりです。
気になるポイント
秋田にある国際教養大学など、最近は地方に特色のある大学が多く存在しております。
本書で取り上げている立命館アジア太平洋大学もその一つ。大分県別府市にある同大学は、学生の半分が外国人、そして教員の半分が外国人、授業も英語と日本語が半々という「グローバル化」を先取りした産学連携の大学です。
そんな大学を舞台に繰り広げられる「混ぜる教育」とはどのようなものか?
日経BP社の名物記者である柳瀬博一さんが著者であるだけに、俄然注目してしまう本です。
「お金」と「経済」の法則は歴史から学べ!(渡邉 哲也著)
Amazon内容紹介より
2000年代後半より、欧米経済、アジア経済の危機を見事に予見・的中させてきた新進気鋭の著者。また、2015年8月に出版した著書『日本人が知らない世界の「お金」の流れ』(PHP研究所)の中では「タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して税金の支払いを逃れてきたグローバル企業に批判が集まる」と解説しており、今般の「パナマ文書」問題を言い当てている。
なぜ著者は、「お金」と「経済」の流れが見えるのか? 著者は、こう語る。「経済とは歴史。経済学は未来予測の学問ではなくて経済学史で、基本的には慣習法(経済法則)である」
たとえば日本には、「損して得取れ」「安物買いの銭失い」などのことわざがあるが、これも慣習法=経済法則とのこと。また近年の原油安やデフレも、16世紀のイギリス国王財政顧問トーマス・グレーシャスが発した「悪貨は良貨を駆逐する」に帰着するという。他にも歴史を遡りながら、その法則を易しく解説。
気になるポイント
新進気鋭の著者が語る「経済」と「お金」の法則はどのようなものか?
「歴史に学ぶ」というアプローチだけに、歴史から見出す法則にも興味があります。
楽天にもAmazonにも頼らない! 自力でドカンと売上が伸びるネットショップの鉄則 (竹内 謙礼著)
Amazon内容紹介より
「忙しいけど儲からない」は終わりにしよう。
初級・中級・上級のステップアップ方式で「利益」と「優良顧客」を絶対確保!
利用料の値上げ、広告費の高騰、価格競争、商品点数の増加……
ますます厳しくなるショッピングモールに頼らず、ネットショップの売上を伸ばしていくのはどうすればいいか?
楽天市場で2年連続ショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞した経験もある著者が、独自の語り口と豊富な図解とともに、現場でつかえる販促ノウハウを惜しみなく提供。
自社サイト向けのショッピングカートとして流通総額3年連続No.1(1,291億円)、機能数No.1の「MakeShop」の利用者によるホンネのインタビューも収録、成功をつかみとるために必読の1冊です!
気になるポイント
妻がハンドメイドショップのネットショップを運営しているだけに、ネットショップ運営の難しさは十分よくわかっています。そのため、販路確保のために楽天やAmazonに出店するお店もおらない多く見られます。
しかし、楽天やAmazonは手数料が高い!下手をすれば商品を販売したとしても、手数料が高いためにほとんど利益が残らないというケースもあります。
「楽天やAmazonに頼らない」というのはネットショップ運営者にとって理想ではないでしょうか?
ネットショップの運営では第一人者の竹内 謙礼さんが語る鉄則とはどのようなものか?
ネットショップ運営に携わる者にとって、読んでみたい一冊です。
- 【書評】「読書とは何か?」を読者にその意味を問いかける本!『読書という荒野』(見城徹著) - 2018年7月8日
- 【書評】仕事は本来楽しいもの!それを実現する具体的な4つのステップ!『組織にいながら、自由に働く。』(仲山進也著) - 2018年6月25日
- 【書評】なぜモヤモヤと感じるのか?自分との対話のキッカケになる本!『モヤモヤとするあの人』(宮崎智之著) - 2018年6月17日