【MM書評】「私らしさ」で自分を支えてくれるファンをつくる方法が書かれた本!『「私らしさ」のつくりかた』(猪熊真理子著)
今回紹介の本は『「私らしさ」のつくりかた』(猪熊真理子著)です!
本書を読んだキッカケは、友達がインスタグラムで本書の写真を掲載していたことです。
友達のインスタグラムへの投稿以前から気になってはいた本ですが、友達の投稿を見て、買って読もうと思いました。
実際に読んでみると、「好きなことで仕事をする上で、自分を支えてくれるファン(お客様)をどのようにつくっていくのか?」をメインに書かれている内容でした。
起業をする上で、自分のサービスを必要としてくれるお客様を獲得することが成功のポイントです。しかし、お客様を獲得することが一番難しい……「好きなことを仕事をする上で、”一番難しい”お客様とつながること」において、「発信を通じてどのようにお客様とつながり、ファンをとなってもらうか?」について、ポイントを明確にしながら書かれております。
本書の紹介にあたって、下記にFreemindというソフトでつくったマインドマップを用いて掲載しております。以下に、本書のおすすめポイント、マインドマップ、そして、本書を読んだ感想を以下に掲載いたします。
本書のおすすめポイント
本書をおススメしたい人
- 「自分の好きなことを仕事にしたい」と起業を考えている人!
- 「どのようにファン(お客様)を獲得したらいいか分からない」と悩んでいる起業家!
- 「ブログやSNSを使って自分の商品・サービスに対する想いをきちんと伝えたい」と考える事業主!
本書を読んで分かること!
- 「自分だけの強み」の見つけ方!
- 好きな仕事で1000人のファンを作るための発信の方法!
マインドマップ
最後に
「自分の好きなことを仕事にして生きていきたい!」
そう思っている方は多いと思います。
「まずは副業から」と思ってやってみても、起業まで至る人は少ない。また、仮に好きな仕事で起業をしたとしても、事業として継続できる人は僅か……というのが実際のところだと思います。起業や副業で成功するためにはいくつかのハードルはあるとは思いますが、最大のハードルとなっているのは、「お客様が少なく、売上が上がらない」ということです。そのため、自分の商品やサービスを支えてくれるお客様やファンがいるということは起業を成功させるための大きな分岐点になります。そして、自分を必要としてくれ、支えてくれるファン多いということは、事業を行う側としても本当にありがたいことです。
著者は『ゼクシィ』や『HOT PAPER Beauty』などの事業戦略やマーケティングなどに従事しながら、「女性が豊かに自由に暮らしていく」ことをコンセプトに講演やイベントを行い、のべ3,000人以上の女性に出会っております。その後、独立し、株式会社OMOYAを設立。著者がファウンダーである「女子未来大学」は、設立してからわずか1年半で「予約が取れない講座」として話題に。「女子未来大学」のFacebookページも2,000以上の「いいね!」があります。
実際に本書を読んでみると、「マーケティングの視点を取り入れ、うまくフレームワークを活用しながらやりたいことを明確にし、”1,000人のファンの獲得”というゴールまでの筋道が明確アプローチだなあ!」と思いました。
以下の点は本書の中でマーケティングの視点をうまく活用しながら行なっている所です。
- 理想のファンのプロファイルをつくる(ペルソナ分析)
- ライバルを知るための4つのP(4P分析)
- etc……
また、「自分の強みの発見」や「実現したい未来」などは、ワークシートを使いながら具体的にする作業を本書の中で紹介しております。
- 自分の強みをレアカード化する(強みのトライアングルワークシート)
- 仕事を通じて実現したい未来を明確化する(仕事を通じて実現したい未来のワークシート)
- 自分の見せ方を考える(「ブランディングを考える3つのステップワークシート)
- etc……
特に具体的に書かれているのが「SNSやブログなどを活用しながらどのように発信を行い、ファンを獲得するか?」です。ここにはマーケティングのみならず、SEOやアクセス解析などの視点も取り入れながらお話をされております。
特に「どのように発信するか?」については著者もチカラを入れて本書の文章を書いていることがうかがえます。それは、「投稿を見る人は、投稿する人の想いが詰まった文章に共感し、心が震えるということを著者自身が何度も実感をしている」からだと想像するからです。
僕もブログを読み、そこに執筆者の想いを感じる文章に出会うとき、「またこのサイトを読みたいな!」と思います。そして、それが何度も繰り返して経験するうちにそのブログのファンとなり、執筆者との近い距離間を感じるのです。さらにその繰り返しを経て、「この人に会えるなら、このイベントに参加したいな!」と思ってしまいます。
著者が第2章、第3章で書かれた具体的な内容は、著者自身が経験したと思うことをプロセスとしてイメージしやすい形で書かれております。
タイトルから想像した内容とは異なっていると思うところはありますが、本書の内容は「好きなことを仕事をしたい!」「多くの方に自分の仕事に対する想いを伝えたい!」と思っている方にとって、非常に役に立つ本のはずです。「起業を志す女性」には、是非、読んでもらいたいと思います。
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