【MM書評】”片づけられない””ミスが多い”など、「仕事の困った」を防ぐために役立つ本!『マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』(司馬理英子著)
今回紹介の本は『マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』(司馬理英子著)です!
ADHDに関する本が多く出回るようになりました。
ADHDとは「注意欠陥・多動性障害」と呼ばれているもの。
発達障害の一つであり、以下の3つが特徴とされております。
- 不注意(集中力がない)
- 多動性(じっとしていられない)
- 衝動性(考えずに行動してしまう)
ADHDについては、文部科学省の定義では7歳以前に症状が現れるとされていますが、近年は大人になってからもADHDと診断される方が多くなっております。それにともない、大人のADHDに関する本も多く発刊されるようになりました。
『マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』もその一冊です。
本書は主人公里子はADHD傾向にある特徴のため、仕事においても私生活においても苦労する日々を送っています。そんな里子がADHD脳の特長をとらえ、うまく対処する方法を見つけながら、生活がよい方向に変化していくという内容となっております。
本書の紹介にあたって、下記にFreemindというソフトでつくったマインドマップを用いて掲載しております。以下に、本書のおすすめポイント、マインドマップ、そして、本書を読んだ感想を以下に掲載いたします。
本書のおすすめポイント
本書をおススメしたい人
- 「自分は集中力がない」と悩んでいる人!
- 「自分はミスが多い」と悩んでい人!
- 「自分は片づけられない」と悩んでいる人!
- 「仕事上の困った!」を何とか対応し、成果をあげたいと思っている人!
本書を読んで分かること!
- 「仕事の困った!」をうまく対応する方法を見つけることができる!
- 「片づけの困った!」をうまく対応する方法を見つけることができる!
- 「感情・体調の困った!」をうまく対応する方法を見つけることができる!
マインドマップ
最後に
本書には「集中するのが苦手!」「片づけるのが苦手!」「”仕事をやらなきゃ”と思いつつも、仕事に取り掛かることができず、つい〆切が遅れてしまう」といった悩みを抱えている方たちに向けて、「脳のクセを把握して対応すれば大丈夫!」というメッセージを送っております。
例えば、以下のように。
「前頭前野?側坐核?えええ!脳の障害!」と驚かれる方もいるかもしれませんね。
しかし、障害というより、これは「脳のクセ」と考えてほしいのです。
たとえば近眼の人や背の高い人がいるように、これもまたひとつの個性。
ADHD脳だからこその能力を発揮する人もいます。
でも、遅刻、忘れ物、先延ばしなど、日常において様々な「困り感」があるのは事実。仕事場で「ダメな人」だと思われたり、自信を失い、能力を十分に発揮できないこともあるでしょう。また、二次障害といって、うつ状態などになってしまう場合もあります。
でも、自分を責めないで!
まずは、自分の「脳のクセ」を知りましょう。
そして、自分の行動パターンをつかみ、様々な工夫をしましょう。
そうすれば、日々の「困り感」を減らし、仕事でも能力を発揮できるようになります。
(司馬理英子著『マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』より P41~P42)
そういったメッセージのもと、本書では以下の工夫を提案しております。
- ざっくり5分だけやってみる
- 1時間ルールでひと息入れる
- 休憩もスケジュールに組み込む
- 自分ミーティングを1日3回開く
- タグ付けで仕事に戻る
など…..
これらの工夫を見ると、ADHD脳であるなしにも関わらず、仕事で生産性を高める工夫にも役に立ちます。
もし、「集中するのが苦手!」「片づけるのが苦手!」「”仕事をやらなきゃ”と思いつつも、仕事に取り掛かることができず、つい〆切が遅れてしまう」という悩みを持っている人は、是非、読んでみてください。
きっと、仕事を上手くこなすための工夫のヒントを得ることができますよ!
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