【気になる本】2017年2月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その1)
今回は、Amazonの新刊コーナーを見て、2017年2月に発売される新刊のうち、僕が「おもしろそうだなあ!」と注目した本を紹介いたします。
よろしかったら、是非、予約を、もしくは発売日に手に取ってみてください!
Contents
「原因と結果」の経済学(中室牧子/津川友介著)
Amazon内容紹介より
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ビッグデータ時代の必須教養
「因果推論」の考えかたがわかる!
——————————————————「メタボ健康を毎年受ければ、病気を早期発見・治療ができ、長生きできる」。
そう言われて、違和感を覚える人はほとんどいないでしょう。しかし、「健診を受けること」と「長生きできること」は、同時に起こっているだけ(相関関係にすぎない)。
健診を受けた「から」、長生きできた(因果関係)のではないかもしれません。
この場合、いままでまったく健康診断を受けなかった人が、毎年受けるようになったとしても、長生きできるとは限りません。実は、このことについてはすでに多くの研究が行われており、人々に健診を受けさせるようにしても、死亡率は下がらないことが示唆されています。
この本を読めば、2つのことがらが本当に「原因と結果」の関係にあるのかどうかを正しく見抜けるようになり、身の回りにあふれる「もっともらしいが本当は間違っている根拠のない通説」にだまされなくなります。この「因果推論」の考えかたを、数式などを一切使わずに徹底的にやさしく解説します。
気になるポイント
2016年のビジネス書大賞準大賞『学力の経済学』の著者である中室牧子さんの新刊です。今回のテーマは「原因と結果」です。
物事には「原因と結果」が存在します。これは経済においても同じです。
しかし、その一方で、世の中で一般的に言われている「原因と結果」は本当に正しいのか?世の中で言われている通説は本当に正しいのか?そのためには、自分自身で「因果関係を正しく見抜く」必要があります。
本書はそんな「因果関係」を見抜くために必要な「因果推論」の考え方を解説しております。
なかなか難しいと思われる「因果推論」ですが、『学力の経済学』でも独自の切り口で展開した中室牧子さんが本書でどのような切り口で展開しているのか?そこにも注目しております。
経済は地理から学べ!(宮路 秀作 著)
Amazon内容紹介より
「経済×地理」で、ニュースの“本質”が見えてくる!
仕事に効く「教養としての地理」★トランプ大統領のTPP離脱を読むカギは“国境”
★日本経済を秘かに支える“水の力”とは?
★EU経済の急所は“2つの河”にあり地理とは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけの学問ではありません。
農業や工業、貿易、流通、人口、宗教、言語にいたるまで、現代世界の「ありとあらゆる分野」を学ぶ学問なのです。
地理という“レンズ”を通せば、ダイナミックな経済の動きを、手に取るように理解できます。
「土地と資源」の奪い合いから、経済が見える!
著者は、「代ゼミの地理の顔」といわれ、”東大地理”を教える宮路秀作氏。
「地理」を通して、現代世界の「なぜ?」「どうして?」を解き明かす講義は、9割以上の生徒から「地理を学んでよかった! 」と大好評。
講義の指針は、「地理とは、地球上の理(ことわり)である」。
生徒アンケートは、講師1年目の2008年度から全国1位を獲得し続けている。
気になるポイント
「歴史に学ぶ」という本は多く見かけますが、「地理に学ぶ」という本を初めてみました。このため、本書を注目の本としてピックアップしました。
考えてみると、「地理的条件」というのは「政治」や「経済」にも大きく影響します。「地理がどのように影響しているのか?」という観点で見ることで、ニュースの本質が見えるようになるかもしれません。
入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました(大杉潤著)
Amazon内容紹介より
35年間、毎年300冊ものビジネス書を読破している著者が、入社3年目までにビジネスマンが直面する悩みや疑問に対し、ベストセラーから珠玉の1冊まで幅広いビジネス書から厳選した言葉を引用、Q&A形式で解決していきます!
【引用書籍】
『小宮式知的アウトプット』 小宮一慶 すばる舎
『結局、「すぐやる人」が全てを手に入れる』 藤田達蔵 青春出版社
『百年たっても後悔しない仕事のやり方』 出口冶明 ダイヤモンド社
『伝える力』 池上彰 PHPビジネス新書
『人を動かす』 D・カーネギー 創元社
『采配』 落合博満 ダイヤモンド社
『生きる力』 稲盛和夫 サンマーク出版
『雑談力が上がる話し方-30秒で打ち解ける会話のルール』 齋藤孝 ダイヤモンド社
『思考は現実化する』 ナポレオン・ヒル きこ書房
『聞く力-心をひらく35のヒント』 阿川佐和子
『伝え方が9割2』 佐々木圭一 ダイヤモンド社
『スタンフォードの自分を変える教室』 ケリー・マクゴニカル だいわ文庫
『和田裕美の人に好かれる話し方』 和田裕美 大和文庫
『情報は1冊の本にまとめなさい[完全版]』 奥野宣之 ダイヤモンド社
(順不同)など。
気になるポイント
実は、著者の大杉潤さんとは昔からの知り合いです。その大杉さんが本を出すことになり、驚きました!
大杉潤さんは毎日自分のブログで書評を書いているブロガーさんです。僕も書評を書きますが、流石に毎日書くことはできません(笑)。逆に言えば、大杉さんはそれだけ、多くの本を読んでいるということです。
35年、毎年300冊もの本を読んでいる著者がビジネスマンに効くビジネス書とはどのようなものか?「入社3年目まで」とタイトルについてはおりますが、入社3年目以上であっても役に立つ本だと想像します。
Google流 資料作成術(コール・ヌッスバウマー・ナフリック著)
Amazon内容紹介より
『ワーク・ルールズ! 』著者、元Google人事トップのラズロ・ボック絶賛!
Amazon.comで高評価、資料作成の全米ベストセラーが日本上陸●どんなに複雑なデータでも、シンプルにわかりやすく
「で、何が言いたいの」と聞かれた、伝わっている手応えがない、時間をかけても意思決定を引き出せない……。
こうした資料作成の悩みは、本書が解決します。Google社の「ストーリーテリング」研修プログラムの開発者本人が、「どんなに複雑なデータでも、シンプルにわかりやすく伝える」資料作成術を紹介する1冊。
●「データをただ見せるだけ」で終わらせずに、「データ×ストーリー」で語る
資料をわかりやすくするためのコツは、「データをただ見せるだけ」で終わらせずに、データをもとにストーリー(何をしてもらいたいか)を語る」こと。
Google社員が実践する「ストーリーテリング」の技術を、豊富な事例・ビジュアルとともに、フルカラーでわかりやすく解説。
●資料を作成する人なら、誰でも、すぐに、実践できるノウハウ満載!
「本当に使えるグラフは12種類」「余計なものを取りのぞく」「ストーリーは三幕で構成する」「同じデータでもコンテキスト(文脈)しだいで見せ方が変わる」などのエッセンスを理解し実践すれば、伝わる資料、意思決定を引き出す資料、相手が動きたくなる資料を作成できます!
気になるポイント
資料を作る目的は、「相手に自分が伝えたいことを相手に理解してもらうため」に作ります。仕事を行う上で、資料を作ることは必須のスキルです。
しかし、資料作りを苦手としている人は多いです。それは、伝えるためのストーリーを上手くつくれないから。本書は資料をつくる際に必要な「資料作りにおけるストーリーのつくり方」を教示しております。
Google社員が実践する「ストーリーテリング」の技術とはどのようなものか?
最近書店に並んでいたのを見つけ、「これはなかなかいいかも?」ということで注目の本としてピックアップしました。
- 【書評】「読書とは何か?」を読者にその意味を問いかける本!『読書という荒野』(見城徹著) - 2018年7月8日
- 【書評】仕事は本来楽しいもの!それを実現する具体的な4つのステップ!『組織にいながら、自由に働く。』(仲山進也著) - 2018年6月25日
- 【書評】なぜモヤモヤと感じるのか?自分との対話のキッカケになる本!『モヤモヤとするあの人』(宮崎智之著) - 2018年6月17日