【気になる本】2016年6月に発売される新刊のうち、「注目の本」をピックアップしました!(その3)
今回は、Amazonの新刊コーナーを見て、2016年6月に発売される新刊のうち、僕が「おもしろそうだなあ!」と注目した本を紹介いたします。
よろしかったら、是非、予約を、もしくは発売日に手に取ってみてください!
Contents
FinTechの法律(増島 雅和/堀 天子著)
Amazon内容紹介より
法務からIT、ビジネス企画まで。FinTechの全関係者、必携の一冊!
Finance(金融)とTechnology(技術)が融合することで、これまでには実現しえなかった新しい金融サービスが登場する新潮流「FinTech(フィンテック)」。
金融機関はもちろん、IT企業、スタートアップ企業などが続々と参入し、日本でも大きな注目を集めています。
ここでネックとなるのは、金融庁をはじめとする行政方針や、数々の法規制です。
金融サービスである以上、これらを正しく理解した上で進めないとビジネスに支障をきたす可能性が高まりますが、全体像を把握するのは困難です。
本書は、FinTechに関わる行政方針と法規制の現状を、法律の専門家でなくても理解できるよう分かりやすく網羅的に解説した、本邦初といえる書籍です。
FinTechを既に手掛けている方だけでなく、これから手掛けようとしている方、情報収集を進めている方全てに必携の一冊です。
気になるポイント
注目のFinTechの本。今回は法律関連の本です。
新しい潮流が生まれてくると、気になるのは法務面!特に金融関連は法規制が金融庁の行政方針が数多くあり、これらを正しく理解した上で、新しいサービスが法務面でクリアされているかどうかを確認する必要があります。
しかし、新しいサービスについては法規制などに関する情報も少ないのがネック!これは法務担当者にとっても頭が痛いところです。
「Amazon内容紹介」にも書いてある通り、本書はFinTechを推進するにあたり、法務面からサポートを行っている”本邦初”の本です。
定時退社でも業績は上げられる! 生産性が高い「残業ゼロ職場」のつくり方((株)名南経営コンサルティング著)
Amazon内容紹介より
▼いまや「過重労働対策」と「業務効率化」は企業の重要課題
長時間労働に起因する社員の健康障害(脳・心臓疾患やメンタルヘルス不調による過労死、過労自殺)が高い水準で発生しています。
これを受け、国は過重労働対策の一環として、労働基準監督署による調査を頻繁に行なったり、長時間労働を防ぐための法改正を着々と進めている最中です。
労働者においても、長時間労働がないことが会社選びの重要なファクターとなっているため、都市部を中心に人材採用難が続いているいま、企業が「残業ありき」の体制を改善しなければ、法令遵守も採用活動も困難になるでしょう。
▼社員の労働時間を短縮させながら生産性の高い組織をつくる本
コスト削減に寄与する業務効率化については、企業側も大きな関心をもっています。
しかし、現実的には生産性向上に関するノウハウが十分に確立されていないため、「ノー残業デー」の設定といった場当たり的な対応に止まっており、本格的な対策は進められていません。
本書は、「時短と高収益化の両立が企業の生きる道」とし、社員1人ひとりのタイムマネジメントのやり方と、人事評価や報酬をはじめとする社内ルールを見直すポイントを解説。
本書を読めば、長時間労働が常態化する残業体質から脱却し、「パフォーマンスの高い社員」だらけの生産性の高い組織に生まれ変わることができます。
気になるポイント
長時間労働はコスト面、そして従業員の健康面において、大きな影響を及ぼしております。もちろん、多くの企業にとっても関心の高いテーマです。
しかし、その一方で、多くの仕事が「残業ありき」で行われており、定時時間内で終えることが難しいのも現実としてあります。
業務の効率化が叫ばれているものの、仕事の内容の多くが「残業ありき」で行われているため、これを組みなおすのはなかなか容易ではありません。「ノー残業デー」を導入している企業は多いものの、掛け声だけで有効な手が打てず、掛け声だけで終わっているのが実態ではないでしょうか?
本書は「生産性の高い組織をつくるため、社員1人ひとりのタイムマネジメントのやり方と、人事評価や報酬をはじめとする社内ルールを見直すポイントを解説」した内容の本です。
なかなか解決が難しい「残業ゼロの実現」というテーマに対して、どのような切り口、そして手法で実現するのか?
興味深い本です。
社員参謀! ―人と組織をつくる実践ストーリー(荻阪 哲雄著)
Amazon内容紹介より
【推薦の言葉】
多摩大学大学院教授 田坂広志氏
組織は変えられる! しかし、その変革の叡智は、理論の中にではなく、現実と格闘する物語の中にある!
◆複数の実在人物をモデルにした新しい組織開発のリーダーシップ物語
大手グローバル企業の事業部長・姿晋介は、本社役員への就任を目前に、グループのM&A戦略で2社が経営統合した子会社DJ社への出向を命じられる。
会社から晋介に与えられたミッションは、DJ社の取締役 組織開発担当。
出向先のDJ社で、晋介を待ち構えるのは、宿命のライバルである、社長の檜垣真吾。
「これで会社人生も終わった」――失意のどん底に落ちた晋介は、ある言葉をきっかけにこの出向の解釈を自分で変え始める。
この会社を何とかしたい!
これから新しい組織開発を起こし、どのようにDJ社を蘇らせるのか?
合理主義者の社長に働きかけ、役員を巻き込みながら、晋介は、組織・人の軋轢を乗り越え、1人、2人と同志を増やしていく。
彼の心を支えたのは“草の根リーダーシップ”だった。
バランスシートには表れない組織文化という課題とどう向き合うか? ストーリーとポイント解説を組み合わせ、新しい組織開発の実践を説く、新たなリーダーシップの実践物語。
気になるポイント
本書は物語仕立てとなっている組織開発の本!
DJ社の出向に伴い、「俺の会社人生は終わった」と思った主人公を変えた言葉とは?
そして、どのような取り組みを行い、仲間を増やし、役員を巻き込みながらDJ社を蘇らせようとしていくのか?
物語として読んでも面白そうな本です。
1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート(永谷 研一著)
Amazon内容紹介より
本書は、「自己肯定感」を上げ、「振り返る力」を高めることで、さまざまな習慣を無理なく定着させる著者オリジナルの方法「できたことノート」を紹介する本です。
▼「行動を変える専門家」が書いた、あなたを「脱皮」させる習慣のつくり方
著者はこれまで10年間、企業や大学・高校などで、ITを使った人材教育を手がけてきました。
それらを通じて、のべ1万2000人以上が立てた「目標」と、実際の「行動」がどうだったかを分析し、日々、そのデータを蓄積しています。そうした積み重ねの中から、
・どんな人が行動を通じて変化していくのか
・どんな人が変化できないのかがだんだん明らかになってきました。
▼「できないこと」を見ても落ち込むだけ。「できたこと」を見ると人は変わる
そこからわかったのは、「小さな変化」「しょぼい変化」が、それを続けることで、意外なほど「大きな変化」につながっていくということです。
実は「小さな変化」の種は、その日、あなたがやった、ほんの小さな「できたこと」にあります。
ただ、大半の人は、それを見過ごしてしまいます。むしろ「できなかったこと」ばかり見てしまい、「自分はダメだなぁ……」と思ってしまう人が多いのです。
▼ 仕事に、勉強に、ダイエットに、子育てに。
変化の種である「できたこと」を見つけて、育てていく仕組みが、この「できたことノート」です。
「ノート」としていますが、書くのは、白い紙でも、パソコンでも、スマートフォンでも構いません。
具体的には、その日の「できたこと」をメモして、週に1回、それを見直しつつ簡単な振り返り文を書く。
これによって「よい習慣」が確実に身についていきます。
データや認知心理学に裏づけられたノウハウをベースにしながらも、小難しいことは一切抜き! の一冊。
小さな変化を確実に起こさせるこの道具を、ぜひ役立ててください。
気になるポイント
記録を行うことで、振り返ったときに気づくことが多い。そしてその蓄積が「よい習慣」を身につけていく……
しかし、分かっていても、実践するのはなかなか難しいものです。
もし簡単にできる方法があったならば……
本書で注目したのは「1日5分」という点です。「1日5分、できたことを記録する!」これを続けることで、頭の中に”できること”が記憶され、そして習慣化されていくのです。
「ちょっとした積み重ねがやがて大きなチカラになる」ことを説いているように思われる本書に注目しました!
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