【MM書評】会社の将来もお見通し?ファイナンスを学んぶ面白さ!『マンガでやさしくわかるファイナンス』(朝倉智也著)
今回紹介の本は『マンガでやさしくわかるファイナンス』(朝倉智也著)です!
「ファイナンスには興味を持っているけど、何だか難しそう!」
「ファイナンスを勉強したいと思っているけど、何を勉強したらいいのかわからない!」
ファイナンスに興味を持ちながらも、なかなか手を出せずにいた方も多いと思います。
本書『マンガでやさしくわかるファイナンス』(朝倉智也著)は、今までファイナンスを何となく勉強を割けてきた方にとって、「ファイナンスって面白いかも?」と興味を持つキッカケになる本です。
本書の紹介にあたって、下記にFreemindというソフトでつくったマインドマップを用いて掲載しております。以下に、本書のおすすめポイント、マインドマップ、そして、本書を読んだ感想を以下に掲載いたします。
本書のおすすめポイント
本書をおススメしたい人
- 「ファイナンスって難しそう!」と、何となくファイナンスを避けてきた人!
- 「ファイナンスって何だかよくわからない!」と思っている人!
- 「ファイナンスには興味があるけど、何をどう勉強したらいいかわからない!」と悩んでいる人!
本書を読んで分かること!
- 「ファイナンスとは何か?」が分かる!
- 「財務3表で何を押さえることができるか?」が分かる!
- 「ファイナンスから見た企業価値とは何か?」が分かる!
マインドマップ
最後に
「ファイナンスはビジネスパーソンにとって、必要な知識だから、勉強した方がいい」と、よく言われます。
だが、その一方で、「ファイナンスは難しい!」というイメージがあります。いろいろな用語や公式が出てくるのと、これらの数字がどのような場面で役に立つのかが、イマイチよく分からないためです。同じように感じている方は多いのではないでしょうか?
というわけで、そんな理由で勉強することを避けてきたファイナンスですが、本書を読んで「ファイナンスって面白いかも?」と感じることが出来ました。
本書を読んで、僕が感じた「ファイナンスの面白さ」とは以下の3つです。
- 「数字による企業の現在の価値」をつけることにより、企業の良し悪しを自ら判断できる!
- 「将来どれだけキャッシュを稼げるか」を予測できる!
- 持ち家などの大きな買い物をするにおいても、自らのシミュレーションで意思判断できる!
ファイナンスというと、どうしても「財務や経理では必要だと思うけど、自分は財務・経理部署には所属していないので関係ない!」というイメージがあります。
しかし、先にも書いたように、ファイナンスを勉強することで、「企業の現在の状況・価値を判断できる」ようになります。それによって、新聞に書かれている決算状況やホームページの企業情報を見る見方が大きく変わるはずです。
そして、「この企業は大丈夫そうだな!」「この企業はヤバそうだな!」という自らの判断により、企業を見ることができます。経営に興味がある方であれば、「企業の状況を把握することを通じて、その企業の経営に対して、自分ならどうしたらいいのか?」という感覚で見ることができるのではないでしょうか?
「ファイナンスの数字を通じて経営者の感覚で経営を判断できる!」、これこそがファイナンスの面白さだと思います。
本書は自動車部品メーカーである小伝馬製作所、またライバル企業であるマキノテックのそれぞれのファイナンスや研究開発力の状況を通じて、自ら経営者の視点で触れることができるストーリーとなっております。
そんなストーリーを通じて、小伝馬製作所の強みはどこにあるのか?逆にマキノテックの弱みはどこにあるのか?自らの視点で判断することにより、ファイナンスの面白さを体感できるはずです。
ファイナンスに興味を持ちながらも避けてきた人は、是非、手に取って読んでみてください!
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